ゲーム開発者Twitterの心得(2)
前回、「ゲーム開発者Twitterの心得(1)」の続きです。
(2)発売後のマナーについて
ゲーム発売後も、発売前と同様に「内容」「スケジュール」、
このふたつについては発言を控えます。
まずゲームの内容についてですが、
「発売から半年経ったから、そろそろ内容に触れてもいい」
ということはありません。
攻略速度というのは、ひとそれぞれですし、
口コミでゆっくりと売れていく場合もあります。
主人公たちがどんな運命をたどるか――。
などという、物語の核心にせまる内容には、
開発者という立場では、触れないほうがいいでしょう。
次に、スケジュールについてですが、こちらは
開発さんの開発状況を、過去のものとはいえ、
表に出してしまうことになるので、あまり感心されません。
大雑把な話なら構いませんが、
「何月ごろ、これこれをしていた」というのを詳しく語るのは、
避けるようにしましょう。
一方、発売前にはタブーだった「開発者情報」については、
スタッフロールなどで明らかにされているものについてですが、
言及することが出来るようになります。
ただ、その場合でも、ご自分だけで判断せず、
いつからアナウンスしていいか、またそのスタイルについても、
担当者の方に確認を取るようにしてください。
自分が関わったゲームが発売されると、
つい製作時のエピソードなどを話したくなってしまうものですが、
そこは開発さんと歩調を揃えていきましょう。
ネタバレは引き続き厳重注意です。
まだ、遊んでいない人たちもいる――。
これから遊ぶ人たちもいるかもしれない――。
自分にとっては既に終わってしまったお仕事でも、
そのキャラのその冒険は、ユーザーさんたちの胸の中で、
今なお生き続けいるかも知れません。
未来のユーザーさんの楽しみを奪わないように、
そしてまた、旧ユーザーさんの思い出を壊さないように、
開発者として配慮しましょう。
作品を愛し続ける気持ちが、大切だと思っています。
次回は、Twitterを通じた交流について、
私なりの考えですが、まとめていきたいと思います。
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