別れてなんかいないはず
選挙に行った帰りに、家族でお散歩してきました。
投票会場のある静かな住宅街に、小さな公園がありました。
階段が四つくらいしかない、小さな滑り台を発見。
子供がきゃっきゃと飛びつきます。
ちょうちょを追いかけたり、忘れ物のボールを蹴って遊んだり。
通りがかりのご家族とお喋りしたり。
桜は満開。
空は青くて。
お日様は暖かかったです。
桜を見上げて、帰れる家があるんだなあと思うと、
どうしても泣けてきますね。
悔しいですよね、やっぱり。悔しい。悔しい。悔しいよ。
避難所の暮らしも一ヶ月が限度ではないかと思います。
もう、耐えられない人たちがいっぱいいると思うのです。
それは他人事じゃないです。
もう、みんなが当事者だと思うのです。
あの日から、被災者と非被災者に別れたんじゃないと思いたい。
帰る家がない人と、帰る家があるひととに別れたなんて
ぜったいに思いたくない。
もしどうしても、なにかとなにかに別れたというのなら、
せめて、支えられる側と、支える側だと思いたい。
それならば私は、
自分が支える側に属しているという自覚があります。
それさえおこがましいことかもしれませんが、
誰かを支えるために、そのために頑張りたいと思います。
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