もっと簡単な日記の書き方
今、感じていることを後々に読み返せるように、
みなさん日記を書き残してください――。
と、お願いしたことの続きです。
もっと簡単な日記の書き方をご紹介します。
<簡単な日記の書き方>
(1)その日あったこと、感じたことを、箇条書きする
(2)ポイント、その日に報道されたニュースを書く
これだけです。
例えば、私の場合。
<箇条書き日記の例>
・4月17日
・枝野官房長官、20キロ圏内入り、
・飯舘村にも赴き、避難について話し合ったという
・テレビ報道では真っ白な防護服を着てる姿も
・先輩方と食事会に行った
・とっても楽しかった
・自分だけで頑張らないこと
・子供とパンを焼いた
・卵を割れた!、強力粉を入れられた!
このようになります。
<箇条書きの日記のメリット>
・簡単に書ける
・よって長く続けられる
・記憶力が鍛えられる
シンプルなメモ書きのような感じになりますので、
読み返す時に、キーワードから
当時の状況を思い起こすことになり、
結果として、記憶力が鍛えられることになります。
<関連してニュースを書くことについて>
ポイントの「その日のニュースを書く」というのも、
その頃を振り返る手助けとなる情報だからです。
「社会はこうだった」「私はこうだった」という
ふたつの軸から、自分の人生について書き残せます。
また、当日報道されたニュースを書くことで、
この日記が日付の日に確かに書かれたものである、
という証拠になります。
<箇条書き日記のデメリット>
・シンプルな内容になるため、
他人に読ませた場合、必要な情報が完全には
伝わらない可能性がある
しかし、この箇条書き日記を見ながら、
当時の状況を誰かに話すことはできます。
むしろ、箇条書き日記は、
それ自体が目次のような役目を果たしてくれるので、
トークを助けるためのツールとしては
普通の日記よりも、格段に使いやすいと思います。
キーワードを連ねたメモであり、
過去の状況について誰かとお喋りするときの
手助けになるものとして、
気楽に書いていくのが向いています。
また、未来の自分に考えておいて欲しいこと、
後に誰かに話そうと思うようなことは、
項目の頭に、☆印や○印をつけておけば、
さらに見やすくなります。
あまり嬉しいことではありませんが、
私たちが感じる事は何から何まで「今起きていること」のせいで、
特別な価値を持ってしまっています。
後に振り返られる歴史の中に、
私たちは「当事者」として存在しているのです。
私たちはたぶん、
家族として、社会人として、地域のひとりとして、
自分にも分かり得ない役割と葛藤の中を生きています。
それを書き残しておいてください。
Twitterは素晴らしいツールですが、
自分の日々の気持ちをそこで流して発散してしまうだけでは、
勿体無いことになってしまいます。
書きとどめて、読み返せるようにしておいてください。
それが未来の助けになることがあります。
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