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2011年4月24日 (日)

通わせよう

「おねまーす」

(おねがいします)


「いたまして」

(どういたしまして)


「なったったっんだよ(涙)」

(怒られちゃったんだよ)


「ありあとー!」

(ありがとう!)


こんな言葉とか――。
ある時は声をひそめて、ひそひそと、


「こしょこしょこしょ……ですね?」


これは、ないしょ話のまねっこ。

またある時は、
マイクを持ってるみたいに、手を動かして、


「だーと、あーと、ですか?(と私にマイクを向けるようにして)」


これは、Jリーグのインタビューのまねっこ。


毎日、毎日、我が子は、いろんな言葉で、
私に話しかけてくれます。

もちろん初めからこんなことはなくて、
赤ちゃんの頃は「だー」とか「あー」とかでした。

我が子が初めて目を開けたとき、
その真っ黒な瞳を見て、吸い込まれそうだと思いました。

人という感じではなく、まるで風や光と同じ、
純粋な自然の姿の一部のようで、
なにを考えているか、計り知れないところがありました。

それが今は、いろんな言葉を使って、
表情や仕草をまじえて、一生懸命気持ちを伝えてくれます。


気持ちを伝え合うのは、楽しいことです。

自分の気持ちを話せたり。
誰かの気持ちに触れられたり。

お互いの気持ちをやりとりをできる、
そんな時間は心地良いです。

我が子と日々には、
そういった当たり前のことが、たくさん潜んでいて、
私をしあわせにしてくれています。

だから、


「一緒にお風呂にはいれて楽しいよ」とか、

「ご飯、一緒に食べたいんだけどなあ」とか、

「生まれてきてくれてありがとう」とか。


私の気持ちも、伝えるようにしています。
気持ちが通い合う家族で、いたいのです。

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