そんなパラメータ
人の持つ各種能力、HPやWisdomや魅力は無限じゃないと思う。
たぶんあるところまで成長させることはできるが、
上限があると思うのだ。
若い頃の苦労は買ってでもしろといわれるくらいだから、
おぎゃあと生まれた時から肉体が最も充実する二十代あたりまでには、
各種パラメータは、だいたいの上限が決まるのだと思う。
たとえば、ある日の体力(HP)は、
(ある日のHP)= 1 ~ (HPの上限値)
という感じで。
病気になればしばらくはじりじり低くなるし、
健康なら上限値に近い値をキープし続ける。
ある人のHPは、1~上限値までの間を
揺らいでいるのだと思う。
鍛えれば鍛えるほど天井知らずで
HPが上がっていくということは無いような気がする。
さらに、気力というパラメーターはくせ者で、
上限の他、使える期間も分量も決まっているように思える。
どんなに気力が充実しても
(今日使える気力) = 一日一律10ポイントまで
使わなかった分は消滅
運に関しては、もっと意地悪なんじゃないかと思う。
無限の幸運が漂う海から
(今日使える運) = 好きなバケツですくうがいい
だが全てのバケツに穴があいてる
それぞれ、こんな感じに思ったりする。
体力や才能は、せっかく開花させても、
磨き続けなければ錆びてしまうから、
上限が下がっていくこともあるかもしれない。
そもそも努力すれば誰もが世界に通用する
能力を得るわけではない上、
どこかで上限が決まってしまって、
それ以上の努力が上積みされないなんて
酷い話だなあと思われそうだけれども、
たぶんそこはたいした問題ではない。
ある程度基礎パラメータを鍛えた後は、
次の鍛錬ステージに移行するのだ。
そこでは単体の能力を磨くことだけではなく、
自分の能力をうまく引き出したり、能力同士を掛け合わせて
新しい効力を引き出していくことが目標になる。
大人になるほど自分をよく知り、
自分を攻略していくことが面白くなっていくし、
また自分と向き合う煩わしさや難しさが出てくるのだと思う。
でも、自分の能力でギリギリ踏めなさそうなイベントを、
何かのアイテムや時代の流れやパーティーの協力で、
踏めたときの嬉しさは、大人ならではの楽しみじゃないかと思う。
そんなわけで、パーティー仲間の協力で集めてきた
午後の紅茶の応募券だけれど、残念ながら一枚も当たらなかった。
すまぬ……。
| 固定リンク