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2009年8月23日 (日)

スタジアムへ行こう!

スタジアムって、どうしてあんなに楽しんだろうか?

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その場にいる全ての人が、勝利を願っている。
気持ちがひとつになる。

それが心地よいのだろう。

昨今は、娯楽面での選択肢が多くなって、
人々は、それぞれの信じる趣味にのめり込み、
散り散りになってしまっている。

家族みんなで見てるテレビ番組。
職場のみんなが知ってる映画。
クラスの半分くらいが遊んでるゲーム。

ひょうきん族派とドリフ派、ドラクエ派とエフエフ派。
どっちを見てる? どっちを遊びたい?

ほんの少し前まではそんな、
「みんなが知ってたなにか」があったはずなのに
今は、なかなか見つけられない。

年齢、性別、出身や職業を超えて楽しくおしゃべりする
そんな「なにか」が見つけられない。

けれども、スタジアムに行けば、
同じ気持ちを、同じ瞬間に持てるとわかる。
ゴールが決まった時、カウンターされた時、
審判の判定が微妙だった時、みんなが声を張り上げる。

見知らぬ人同士が、その瞬間、心をひとつにしている。

芸能人のスキャンダルや悲しい事件、恐ろしい病気の蔓延。
そういったショックでも、人は心をひとつにできる。
でもやっぱり、楽しいことで心を合わせる方が毎日は楽しくなる。

だから私は、スタジアムに足を運ぶ。


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Jリーグ、川崎VS山形の試合では、こんな得点も。

――来場したお客様に、10万本ものバナナをプレゼント!

バナナをむしゃむしゃしながら、「行けー!そこだー!」と叫ぶ、踊る。
こんな体験を、1万7千人もの見知らぬ人たちと分かち合う。

モンテディオ山形は負けてしまったけれど、
スタジアムで過ごした時間は文句なく楽しかった。

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2009年8月21日 (金)

お助けマン

動物の世界には、
ヘルパー鳥と呼ばれる鳥さんたちがいるらしいです。

自らは伴侶を求めず、出産もせず、
まわりのご家庭の子育てを手伝ってくれるそうです。

このヘルパー鳥がいるコロニーでは、
何故か未熟児が生まれやすく、赤ちゃん鳥は小さく生まれてきます。

でも、小さく産まれてきたあかちゃんは、
お父さん鳥と、お母さん鳥、そしてヘルパー鳥さんの助けで、
たっぷり餌を運んで貰うので、すぐに大きくなります。

ちっちゃく産んで大きく育てるという言葉通りですね。

また、赤ちゃんを小さく産むことで、
お母さん鳥はお産で命を落とす危険が減ります。
ヘルパー鳥のおかげで、育児の負担も軽減されるので、
産後のお母さん鳥の生存率も高くなります。

出産しないヘルパー鳥がいることが、
結果として、コロニーを繁栄させているのです。

人間も同じなんだなあと思います。
ベビーカーを運んで貰った時、席を譲って貰った時、
泣き止まない赤ちゃんをあやして貰った時、
そんなことを考えます。

子供を産む産まないに関係なく、
人は誰かを育て、助けています。


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写真はフェネックの赤ちゃん。かわい~。

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2009年8月20日 (木)

ゴールへ飛ばせ!

ゲームシナリオの仕事は、とにかく対応力が欠かせない。

シナリオは、通常、開発の序盤で書き終えてしまうものだが、
ゲームは、最後の最後まで、様々な要素を調整しつつ作り込んでいく。

特にイベントは、バトル、マップ、キャラクタ、音楽など
数多くの要素が集結し、絡み合って表現されているため、
それらのどこかに少しでも変更があれば、その影響が大きく出てしまう。

そこで出てくるのが、数ヶ月前に納品しOKされたはずのシナリオと、
開発現場で作り込んできたものとの、「差」である。

シナリオを書くにあたって、
これだけは大丈夫といわれていた設定でも覆る場合がある。
誰にとっても、不測の事態だ。

だが、ここがゲーム開発の醍醐味でもある。
そのゲームが、名だたる開発者たちの力で、「ある形」に叩き上げられていく。
最初に予期できなかった、「その形」に、成ろうとしている。

予期できなかったということは、
そのゲームが、新しい面白さになる可能性があるということだ。

悩み、苦しみ、疑いながらも、まだ見ぬ「その形」へ、
ゲームが成ろうとする、「その形」へと到達させてやることが、
ゲームを作るという仕事だと思う。

そんな、ゲームの面白さを鍛えることに、妥協する必要はない。
シナリオに引きずられて、妥協する必要はないのだ。

速筆で良かったと、つくづく思う。
早く、沢山書くことで、それら問題の突破口が見つけられる。
より良いゲームの形に向けて、助力できる。

写真はコーヒー&マーマレードのお手製ケーキ。
甘いもの補給して、今日も不測の事態に備えている。

どんとこい、変更。
そして、もっと面白い作品へ急ごう。


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2009年8月 9日 (日)

七夕祭りです!

待ちに待ってた、阿佐谷七夕祭りです!

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商店街の皆さんで手作りされている飾り付けが、
毎年、楽しみなんです。

今年は、ラピュタのロボット兵や、
セサミストリートのクッキーモンスターみたいなのや、
子供向け英語番組のドーラが目をひきました。

あるかなー、と思っていた、
ピラメキ~ノのパンダさんはいなかったみたいですが、
オバマ大統領さんはお見かけしました。


あと、これ……。
これなんでしょう? かわいいですね。

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買い食いも、楽しいです。
屋台ってどうしてあんなにも魅力的なんでしょう。

「船橋屋」さんのくず餅、「ぶどうの木」さんのクリームサンド、
「鉢の木」さんのグリンティー……、ほかにもいっぱい!
どれもとっても美味しかったです!

もう終わってしまうなんて寂しいけれど、
また来年、楽しみにしています。

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2009年8月 8日 (土)

カラフルな明日

夕方頃に町に出ると、浴衣を着た女性の姿を見かけます。
夏祭りか、花火大会でもあるのかしら?
と思いながら、しばし見とれてしまいます。

薄いピンクや紫の花柄。
若竹色から白への涼しげなグラデーション。
真っ黒に真っ赤な帯なんて、大胆華麗な配色もありました。

高校生の頃、家庭科の授業で浴衣を縫いました。
みんなでわいわいと、帯を結ぶ練習をして……。

生地は紺地に朝顔や花火の質素なものでしたが、
それでも、とっても楽しかったのを覚えています。

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写真は、東京湾大華火祭です。

金色、オレンジ色、ピンクや、水色と――、
いろんな色があって驚きました。

無数の火花が紺色の空に散っていく様子は、
溜息が出るほど美しいです。

技術が進んで、浴衣や、花火や、
いろんなものがカラフルになっていくのは嬉しいことです。
未来は、想像以上に色鮮やかなのかもしれません。

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