我が家は、風通しは良いのですが、日当たりも抜群です。
おかげで、連日の猛暑に、家の中は蒸し風呂状態。
私も、少し夏バテ気味で、食欲がありません。
主人も今日は朝から外出しているので、
私も涼しいデパートにでも避難しに行こうか、
でも休日は混雑してるだろうし――と悩んでいると、
ピンポーン、 「宅急便でーす!」との声が。
配達の人「ご主人宛ですね。
コレ、なまものですから」
見ると、なかなか大きなダンボール箱です。
生田「なまもの? 食べ物かしら?」
と、間髪入れず、また「宅急便でーす!」の声。
配達の人「えー、ご主人宛に、なまものです」
生田「え? また、なまもの?」
大きななまものダンボール二箱に挟まれて、
なんとなく不安になってきます。
生田「夏バテ気味で食欲ないのに、
こんなに食べ物頼んで……。
っていうか、この冷房ももろともしない、
蒸し風呂状態の家で、
二箱分のなまものを、
そのまま置いておいて良いのだろうか?」
外出中の主人にメールしてみます。
生田メール「あなた宛に、なまもの二箱来ましたけど、
あけたほうがいいですか?」
主人メール「いいよ~」
聞いて良かった!、と、急いで開けてみると、
生田「おお!」

生田「おお!!」

実は、明日、6月28日は、私の誕生日。
主人は一日早い、誕生日プレゼントをしてくれたのでした!
頃合いを見て帰ってきてくれた主人が言います。
主人「おめでとう! ケーキ食べようよ」
生田「もう、誕生日は明日なのに……。あ、おいしい!」
主人「でしょう? もっと食べなさいよ」
生田「うん」
一時間後――
主人「美和さんのことだから半分は食べちゃうと思ったけど、
まさか完食するとは……」
生田「す、すみません」
主人「いや、いいんだよ。明日には明日のケーキがあるさ」
というわけで、お姫さまのケーキ、ほぼひとりで完食!
夏バテ、吹っ飛びました!