« 2008年8月 | トップページ | 2009年3月 »

2008年9月28日 (日)

ゆるやかにひきよせよう

我が子をはじめて抱いたとき、
「わたしのあかちゃん!」と叫んでいた。


080928

その小さな口に乳を含ませることができたとき、
母になった事実に体が震えた。

まだ陽の光を知らない黒目がちな神秘的な瞳で、
まわりをゆっくり見つめている我が子を見て、
自分の寿命を超えた未来に思いをはせた。

そして、私は、
この子を置いて確かに死ぬのだと――、
そう考えて、愕然とした。

自分に許された寿命、
その時の長さではけして届かない何十年か先の未来。
そんな未来が、必ずやってくるのだ。

親になって、わかった。
自分の手の届かない未来が、今はこの手の中にある。
だから、すべての親は、きっとこう思うだろう。

我が子の人生が、ぜったいに幸せであるように――と。


この足下に流れる時の行き先。
それが、成長した我が子が暮らす遠い未来につながっている。
今ある、この時は、未来と緩やかに関連している。

ならば今という時を家族そろって楽しく生きていこう。
きっとそれが、子供たちの楽しい未来を形作る、
一助となるはずだろうから。

|

2008年9月10日 (水)

雲の富士山

朝、こんな雲を見つけました。


080910


山みたいにきれいな形です。

|

2008年9月 9日 (火)

やさしい声たち

今日は主人とあかちゃんと、三人でお買い物に。

080909

駅ビルや百貨店の授乳室を利用して、
あかちゃんの様子を見ながら、休み休みの移動になります。

授乳室は、どこも混雑していました。


「あら、もうおなかいっぱいなの?
 どうしたのかしら?」

「なんか嫌がってるのかな?
 このお洋服がさらさらしてて嫌なのかな?
 いっつもお母さん裸だもんねえ」

「ほら、飲んで。飲んで-。
 あれ? 飲みたくないのかな?」


と、授乳室からは、
お母さんたちのささやき声が聞こえてきます。

ちいさなあかちゃんたちは、まだ喋れないので、
お母さんたちが一方的に話しかけるだけなのですが、
それがとってもやさしい声なのです。

まだ自分の心を伝えるすべを持たない、あかちゃんの気持ちを、
どのおかあさんも一生懸命、感じ取ろうとしています。

写真は、買い物途中に立ち寄ったカフェです。
店員さんが店内にあるおもちゃやを指して、
「ご自由に使って下さいね」と言って下さいました。

今日は気持ちがあったかくなる日でした。

|

« 2008年8月 | トップページ | 2009年3月 »