一周年!
本日は結婚一周年記念でした。
主人と婚姻届を提出したのは、もう一年も前になるのですね。
この一年間は、あっというまでした。
今でも時折、入籍したときのことが思い出されます。
誕生日に、主人に喫茶店に呼び出され、
デートだとはしゃぐ私の前に、ひらり差し出されたのが婚姻届でした。
そのうす紅色の薄紙を見たとき、胸が高鳴ったのを覚えています。
記入をすませ、
このまま籍をいれるのかな?、と思っていたのですが、
主人は、なぜかそのまま持ち帰ってしまいました。
いつ入籍するのかしら?
私の誕生日じゃないとすれば、十月の主人の誕生日かしら?
そう思っていたのですが、
去年のこの日、突然、「婚姻届を出しに行きましょう」、
と言われました。
今日は、なにかゆかりのある日なのですか?、
と尋ねる私に、主人は言います。
「すでにある、なにかの記念日じゃなくて、
あたらしくふたりの記念日を作っていこう」
そのとき、雲間からさあっと光が差し込んでくるように感じました。
ふたりで生きるということは、こういう事なんだ、と――。
誰かの作っている流れに考えもなく流されていくのではなく、
人々の思惑が、事情が、入り乱れる急流を、
自らの意志を力に換え、渡っていくことなのだと。
私にはない考え方を実践して見せて、少し先を歩いてくれる主人。
主人に置いて行かれないようにと、必死になって歩んできた日々は、
いつも新鮮で、光に満ちていました。
一年目のお祝いは、ナンバーケーキで。
これからも、
家族と一緒に、幸せを重ねて生きていきたいです。
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