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2006年10月21日 (土)

ふたりのりのタイムマシン

美味しいコーヒーを飲みに友人と喫茶店へ。
喫茶店にくると、時間の流れが緩やかになる気がします。
自然と話題は、時を遡って行きます。

「会った頃のこと、覚えてますか?」

「大変な時期でしたよね」

「大変でしたけど、でも、あの時の言葉が励みになったんですよ。
 覚えてらっしゃいます?」

「え、あの時の?」


20061020_1


それぞれの過去が重なって、時の流れを感じます。

時が流れて、私を患わせていた問題は氷解して、
その時お世話になった仲間のひとりが、
今はかけがえのない大切な友人として隣に座っている。

大変な時、苦しみを共有出来た人たちが、その時の仲間になります。
時が流れて、その困難が去った時、
「あの時、同じ思いでいたのだ」とわかりあえたひとだけが、
友達になれる気がします。

喫茶店は、時を巻き戻すタイムマシンです。
ひとりでゆっくりコーヒーを飲みながら、
過去の自分と今の自分を重ねて、未来を思い描くのには、
とてもいい場所です。

でも、もしも、ふたりで行ったのなら——。
そのひととは友達になれるかもしれません。

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